光岡自動車が新型霊柩車を発売
光岡自動車が、新型霊柩車を発売開始するという記事を見ました。
新型の寝台霊柩車「フュージョン」(アルファードベース)
光岡自動車のフュージョンは、寝台車としての利便性を保ちながら、霊柩車としても使用できる寝台霊柩車です。寝台車と霊柩車を「融合」
「フュージョン(fusion)」は、英語で、「溶解、融合、合同」などを意味します。フュージョンは、車名が示す通り、寝台車と霊柩車の役割をともに果たせるように両者を「融合」させた一台二役の多機能車シリーズです。
このシリーズの開発背景には、葬儀業界の恒常的な人手不足があります。それに対応するため、「業務効率を上げ、汎用的に使える車」ということで作られました。
そして、搬送としても、霊柩としても使用できることで、家族葬など低費用の葬儀にも対応できる、すなわち少子高齢化社会の新しい葬儀形態に対応することも意味しています。
フュージョンのベース車はトヨタのヴェルファイア、エスティマがあります。今回、アルファードをベースとした新型フュージョンが8月23日より販売開始予定です。
フュージョンの特徴(アルファードベース)
「KIZASHI(キザシ)」
クォーターピラーに「KIZASHI(キザシ)」と名付けた近未来的なデザインのLEDランドボーを装備しています。また、「KIZASHI」から連続するリアゲートガラスを左右に覆うような造形により、車の背後をエッジの効いた姿へ昇華させています。
棺室内
霊柩車として使用する場合を考慮し、高級感あふれるデザインとしています。- キルティングステッチのレザー装飾
- LED照明
- 化粧パネル
- 高級ステンレス棺台、など
価格(消費税込)
- 2.5X(2WD):466万5600円〜
- 2.5X4WD:486万円〜
「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」(輸入霊柩車)
また、光岡自動車は、輸入霊柩車「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」を、8月23日より販売開始予定です。これは、米国クオリティコーチワークス社との、日本国内販売に関する正規取扱店契約を交わしてのものです。
米国カリフォルニア州オンタリオで活動するクオリティコーチワークス社は、世界でも指折りの特装車両専門業者で、富裕層向けのストレッチリムジンをはじめ霊柩車、装甲車、防弾車など、極めて専門性の高い車体の製造・架装を得意としています。
今回発売開始するリンカーン MKT センターストレッチリムジンは、日本国内では目にすることの少ないリンカーン MKTをベース車として、ホイールベースを延長しています。
全長は7メートルを優に超える、センターストレッチタイプの霊柩車です。日本の車には見られない豪胆なデザインと巨大サイズで、比類ないプレゼンスを発揮します。
価格は、1485万円(消費税込)です。