自動車組み立てゲームの「My Summer Car」
全部のパーツをイチから組み上げて自動車を完成させ、走らせる「My Summer Car」というゲームがあります。
このシミュレーションゲームは、2016年10月から公開されています(Steamから1,480円で提供されています)。
なぜかと言うと、プレーヤーは、ボルトにいたるまで完全にバラバラになった自動車のパーツを、イチから全て組立てなくてはならないからです。
ここで大事なことは、本当に「全ての部品を組み立てなくてはいけない」ことです。ありとあらゆる部品を自分で組み付けなければなりません。
ハンドル、ステアリングロッド、タイヤ、ホイール、ショックアブソーバー、ブレーキ、コイルスプリング、バッテリー、ラジエーター、クラッチ、燃料タンク、ダッシュボード、ラジオ、グリル、バンパー、フェンダー、ドア、ボンネット、シートなどなどが全部バランバランの状態でガレージに置いてあるのです!
そして、エンジンも例外ではありません。エンジンブロック、シリンダー、ピストン、ガスケット、シリンダーヘッド、カムシャフト、オルタネーター、キャブレター、フライホイール、オイルパン、オイルドレンプラグ、オイルフィルター、スパークプラグ、クランクシャフトなどがバラバラになっています(涙)。
完全にバラバラになっているので、マニュアルというか解説動画などを見ずして車を完成させられる人が果たしているのだろうか?と思ってしまうレベルです。
これは、本職となる、自動車整備工場などで働いておられる方でも無理なのではないか、と思ってしまいます。
誤って組み立てれば、当然エンジンはかかりません。また、オルタネーターがないと、最初はエンジンがかかっても(バッテリーに充電が行われないので)そのうちスターターが回らなくなる、等の「時間差攻撃」まであります。
要するに、走らせる迄が大変、走るようになっても整備が大変、ということです。それに、車検をパスするのも一苦労です。
自動車メーカーは、このエンジン技術を持つが故に優位性を保ち、他企業が自動車業界に参入する際の障壁になっているのだ、ということを身にしみて理解することができます(それ故に、電気自動車が普及すると、従来の車メーカーがピンチに陥る訳です)。
100Aが販売されていたのは、1970〜1974年なので、これまたクラシックカーと言うかレトロな車だと言えます。コンパクトで、柔らかいフォルムのボディーは愛着が持てます。
そして、このゲームの舞台もまたマニアックです。My Summer Carの舞台は、1995年のフィンランドの田舎です。
田舎なので周りは何にもありません。隣の家も2km以上離れています。買い物をしようと思っても、街まで5km以上の距離があります。「ど田舎」と言って問題ありません。
これだけの距離を移動するのは、当然歩きでは無理です。車が必要です。
幸い、と言うか、組み立てなくてはならない自動車の他に、このゲームの中では、色々な車やバイクが登場し、乗り回すことができます(湖にあるボートにも乗れます)。
そうです。このゲーム、車を組み立てるだけでも大変なのに、プレーヤーを生存させるために、色々手間暇がかかるのです。
喉が乾きます。飲み物を長時間飲まないと、脱水症状で死んでしまいます。疲労がたまりすぎても死亡。
面白いのは、おしっこの量もパラメーターに入っていることです。あまりにもおしっこしないと膀胱炎?で死にます!
とりあえず、おしっこはどこでもできますので、ピンチ時はそこらにまきちらせば良いのですが、キチャナイですよね。。。
また、体の汚れのパラメーターもあって、これはサウナなどで落とすことができます。そういえば自宅にサウナがあるんです。フィンランドならではと言えるでしょう。
リアル志向で、車にぶつかっても死亡するし、湖に飛び込んでも死亡するし、とにかくプレイヤーが死亡しないよう気をつけなくてはいけません。
しかし、これに時間がかかります。まるで本当に、フィンランドの田舎に住んで不便な生活を強いられているようで、このゲームの製作者のこだわりというか、執念、作り込みのパワーにただただ圧倒されます。
他にもコンビニでは、エンジンオイルやファンベルトなども売っています。
仕事内容が、これまた田舎です。薪割りをして配達したり、民家のウンチをバキュームカーで汲み取りしたりと言う何ともすごい仕事でお金を稼ぎます。
ゲームの音だとわかっていても、思わず手ではねのけようとしたり、頭を動かしたりしてしまいますから、うっとうしいことこの上ないです。画面には一切表示されずに、音だけで存在感を示すというところが、またニクイ。コンビニで売っている、虫除けスプレーで対応することは可能です。
車を完成させた後は、レースに出ることも出来ます。また色々なパーツを購入して車を改造することもできます。
変なリアリティを追求しているこのゲームは、1台の車を組み上げる事が目的の一つでもあるわけですが、それ以外にも色々とマニアックな「苦行」がクセになってしまいそうです。
超マニアックなゲーム「My Summer Car」
これは、とてつもなくマニアックなゲームです。なぜかと言うと、プレーヤーは、ボルトにいたるまで完全にバラバラになった自動車のパーツを、イチから全て組立てなくてはならないからです。
ここで大事なことは、本当に「全ての部品を組み立てなくてはいけない」ことです。ありとあらゆる部品を自分で組み付けなければなりません。
ハンドル、ステアリングロッド、タイヤ、ホイール、ショックアブソーバー、ブレーキ、コイルスプリング、バッテリー、ラジエーター、クラッチ、燃料タンク、ダッシュボード、ラジオ、グリル、バンパー、フェンダー、ドア、ボンネット、シートなどなどが全部バランバランの状態でガレージに置いてあるのです!
そして、エンジンも例外ではありません。エンジンブロック、シリンダー、ピストン、ガスケット、シリンダーヘッド、カムシャフト、オルタネーター、キャブレター、フライホイール、オイルパン、オイルドレンプラグ、オイルフィルター、スパークプラグ、クランクシャフトなどがバラバラになっています(涙)。
完全にバラバラになっているので、マニュアルというか解説動画などを見ずして車を完成させられる人が果たしているのだろうか?と思ってしまうレベルです。
これは、本職となる、自動車整備工場などで働いておられる方でも無理なのではないか、と思ってしまいます。
車の組み立てがめちゃめちゃ難しい!
とにかく、変態的に車の組み立てがめちゃめちゃ難しいです。「変態的」というのは、単に手間がかかると言うだけではなくて、「間違った組み立て方もできてしまう」と言う事です。誤って組み立てれば、当然エンジンはかかりません。また、オルタネーターがないと、最初はエンジンがかかっても(バッテリーに充電が行われないので)そのうちスターターが回らなくなる、等の「時間差攻撃」まであります。
要するに、走らせる迄が大変、走るようになっても整備が大変、ということです。それに、車検をパスするのも一苦労です。
エンジンは車の心臓部
余談ですが、これを見ると、自動車の内燃機関エンジンというのは、まさに車の心臓部であることが解ります。自動車メーカーは、このエンジン技術を持つが故に優位性を保ち、他企業が自動車業界に参入する際の障壁になっているのだ、ということを身にしみて理解することができます(それ故に、電気自動車が普及すると、従来の車メーカーがピンチに陥る訳です)。
組み立てる車は懐かしの日産チェリー
組み立てる車は、日産チェリー ダットサン100Aがモデルとなっています(ゲーム内ではSatsuma)。100Aが販売されていたのは、1970〜1974年なので、これまたクラシックカーと言うかレトロな車だと言えます。コンパクトで、柔らかいフォルムのボディーは愛着が持てます。
ぶっとんだマニアックなゲーム設定
ちなみにプレイヤーは1976年に、この車の中で生まれたという設定になっています。この設定からしてぶっ飛んでいると言えます。そして、このゲームの舞台もまたマニアックです。My Summer Carの舞台は、1995年のフィンランドの田舎です。
田舎なので周りは何にもありません。隣の家も2km以上離れています。買い物をしようと思っても、街まで5km以上の距離があります。「ど田舎」と言って問題ありません。
これだけの距離を移動するのは、当然歩きでは無理です。車が必要です。
幸い、と言うか、組み立てなくてはならない自動車の他に、このゲームの中では、色々な車やバイクが登場し、乗り回すことができます(湖にあるボートにも乗れます)。
死なないようにするのが大変
それでも、ガソリンなどの燃料は必要ですし、プレーヤーも食事をしないと飢え死にします。そうです。このゲーム、車を組み立てるだけでも大変なのに、プレーヤーを生存させるために、色々手間暇がかかるのです。
喉が乾きます。飲み物を長時間飲まないと、脱水症状で死んでしまいます。疲労がたまりすぎても死亡。
面白いのは、おしっこの量もパラメーターに入っていることです。あまりにもおしっこしないと膀胱炎?で死にます!
とりあえず、おしっこはどこでもできますので、ピンチ時はそこらにまきちらせば良いのですが、キチャナイですよね。。。
また、体の汚れのパラメーターもあって、これはサウナなどで落とすことができます。そういえば自宅にサウナがあるんです。フィンランドならではと言えるでしょう。
リアル志向で、車にぶつかっても死亡するし、湖に飛び込んでも死亡するし、とにかくプレイヤーが死亡しないよう気をつけなくてはいけません。
方向性を誤った(?)こだわり
先に述べたように、とにかくこのゲームのフィールドはだだっ広いわけですが、食料を買いにコンビニに行くのでさえも田舎道をえっちらおっちら行かなくてはなりません。しかし、これに時間がかかります。まるで本当に、フィンランドの田舎に住んで不便な生活を強いられているようで、このゲームの製作者のこだわりというか、執念、作り込みのパワーにただただ圧倒されます。
街の店で手に入る食料、飲物、商品
食べ物は、ソーセージ、ピザ、マカロニ、ポテトチップというところです。飲み物は、牛乳とかジュースとかもありますけど、ビールやウォッカもあります。他にもコンビニでは、エンジンオイルやファンベルトなども売っています。
ビールがあるのに納得
これだけ困難な「自動車の組立作業」を行うのであれば、ビールでも飲まないとやってられない、と言うのは良く分かります。生きる為にはお金を稼がないといけない
ゲーム内では、食料、燃料や車パーツが必要ですが、(ゲーム内の)お金を支払わなくてはいけません。つまり、ゲームの中でお金を稼ぐ必要があるのです。仕事内容が、これまた田舎です。薪割りをして配達したり、民家のウンチをバキュームカーで汲み取りしたりと言う何ともすごい仕事でお金を稼ぎます。
かなり気になる蚊の羽音
それから、非常に気になるのは音です。何かと言うと蚊の羽音です。これがまた無駄にリアルで、「プーン」ときます。ゲームの音だとわかっていても、思わず手ではねのけようとしたり、頭を動かしたりしてしまいますから、うっとうしいことこの上ないです。画面には一切表示されずに、音だけで存在感を示すというところが、またニクイ。コンビニで売っている、虫除けスプレーで対応することは可能です。
とにかく「スゴイ」ゲーム
ゲームのセーブ(保存)はトイレでできます(何でトイレ?)。車を完成させた後は、レースに出ることも出来ます。また色々なパーツを購入して車を改造することもできます。
変なリアリティを追求しているこのゲームは、1台の車を組み上げる事が目的の一つでもあるわけですが、それ以外にも色々とマニアックな「苦行」がクセになってしまいそうです。